yahoo対策

前ページにて、主に、SEO対策とはなんぞや?
という部分を解説してきましたが、それは、あくまで一般的なSEO対策で、ほぼどこの会社の作っている検索エンジンに対しても有効な対策になります。

本サイトは、せっかくyahooに関しての情報掲載や、解説に特化していますので、 ここでは、SEO対策の中でも、特にyahooの検索エンジンに対して特化して、どう対策すべきかの部分を解説してみようと思います。


yahooの検索エンジンアルゴリズム

yahooはもともと2001年から2004年にgoogleから検索エンジンのライセンス提供を受けていましたが、米yahoo!が独自に検索エンジンアルゴリズム、 YST(Yahoo! Search Technology)を開発して、2004年からはそれをYahoo!Japanでも利用していました。
結果、その後7年ほどの間、yahooとgoogleではそれぞれ独自の検索結果を表示してきました。

それが、2010年7月27日に、ヤフー株式会社は日本における検索事業において米Googleと提携すると発表しました。
結果、yahooの検索結果も、googleの検索結果とほぼ同じものになり、同年12月2日には、1日に、アルゴリズムの完全移行が済んだと発表されました。
以降、プレイス登録のようにgoogle独自のサービスによる検索結果の相違は生まれるものの、原則両者の検索結果は同じものになりました。


2010年以前のyahoo対策

まず、現在では使われていない、以前のyahooの検索アルゴリズムYSTへの対応方法です。
※現在は使われていないので必要はありませんが、過去に学ぶこともありますので

YSTでは他者からの評価を重んじる傾向が強く、外部リンクからの影響を色濃く受けておりました。
あるキーワード XXX での順位を大きく上げたい場合、サイトの内容をXXXに集中させることも大事ですが、他の検索エンジンに比べ、 XXXに関するサイトからのリンクの本数や、XXXというアンカーテキストでリンクを多くもらうことが強く影響し、その点に特化して対策すれば、かなり順位が上がりました。

また、無いわけではないですが、低価値・低評価のリンクをひたすら集めるリンクスパム、という行為に対してのペナルティが、 googleに比べると大変軽微なため、ひたすらリンクの数を増やす、という物量作戦が割と有効でした。
※googleはこの作戦をすると、ほぼすべての低質サイトからのリンクを無評価にして、ついたリンクの意味を無くしたりする


2011年以降のyahoo対策

2011年以降は、yahoo独自開発の検索エンジンアルゴリズム、YSTは開発終了し、 googleの検索エンジンアルゴリズムを採用することになり、結果、上記yahooに対するSEO対策の手法は通用しなくなりました。

代わりに、yahooで上位表示させたい場合でも、googleの検索エンジンに対するSEO対策と同じものを実施する必要が出てきました。
※長くなり過ぎるので、google対応のSEO対策の内容については割愛

google用SEO対策は、いわゆる裏ワザ的手法を試みると、googleからペナルティを受けて、かえって順位を落とされたり、最悪、検索結果に一切出なくなることがあるため、 yahooに比べると、ひたすらリンクをつけ続ける、ということもできず、サイトに対して、内外要因を堅実に改善していくしかないです。
このことからyahooでの順位上昇は難易度が上がったとよく言われますが、yahooもgoogleの検索エンジンアルゴリズムを採用したおかげで、 サイトに対してはあくまでgoogleの検索エンジンを意識したSEO対策のみを施せばよくなり、かえって作業の手間は減った感じです。